■遠吠え・MEGADRIVE■

「メガドライブは、このメガドライブは…ボクの全部だ!!
ボクの体で!　ボクの牙で!!　ボクの心で!!!
一緒に泣いて、一緒に走って、一緒に歩いてきた!
クソゲーマニアとしての、ボクの全部なんだ!!」


　世間の評価はさておくとして、私にとっては特別な存在にあたるコンシューマ機。別に発売直後に買ったわけでもないし、リリースされたソフトを殆ど網羅したというわけでもないけど、私のビデオゲームに対する好みを変質させてしまったという意味に於いて、このハードほど特殊なモノはない。
　まずもってクソゲーマニアであることを自他共に認めるようになってしまったのは、このメガドラにハマって以降のことだし。確かに98(PC-9801)ユーザーだった時も、パソゲー界のクソゲー総本山・ウルフチームの作品を呆れ返りながらプレイしていたけど、少なくとも「○○○は前代未聞のクソゲーですよ」なんてな言葉には反応しなかった。限りあるお小遣いでそんなワケのわからんものを買うなんて事はできないから、当たり前なんだけどね。
＃当時はパソコンソフトのレンタル業なんかも存在してたんだけど、主流はあくまでも8bitだったし、それでなくて
＃も『欲しいものはお金を貯めて買う』って躾られたしね。レンタル品って、（未だに）なんかダメなの(^o^;)。
　メガドラを買った動機がPCエンジンのドラスピだったことは真実なんだけど、勢いで買ったメガドラもコレだっていうソフトがなかなかなくて。TF2MDなんかは出来こそ良かったんだけど、あまりにも難しすぎて投げちゃったし。結局なんかな〜ってな状態でズルズル来ているところへ、内輪で（アーケード版が）評判だったGOLDEN AXEが登場。これが致命的。2Pのゲームがこれほど面白いもんだとは思わなかった。
　なんていうかなぁ、プレイヤー各自の癖が面白いのね。１つの目標のために助け合いながらプレイしていくんだけど、そのプロセスがこうぐっと面白くなるのね。プレイヤーキャラクターの選択からして好みが分かれるし。少なくとも、当時の私には『何でもかんでも女性キャラ』っつ〜某氏の感性は理解できなかったな。自分だって何でもかんでも『兄貴キャラ』をチョイスしてたのにね(笑)。
　この流れはALIEN STORMやベア・ナックルに引き継がれていく（Final Fightはなんか縁遠かったな）んだけど、そんな中でゲイン・グランドやローリング・サンダー２なんかにも夢中になって。ここら辺に来ると難易度的にかなり来るところまで来てて、世間様の評価なんてどこへやら。1P用のゲームも、レイノスにドハマリしてからはもう退くに退けないところまで来ちゃってたしねぇ（ビデオゲームで徹夜したのなんて初めてだったし）。
　就職を機に大学っていうぬるま湯生活から一転…とか言いながら、草の根BBSに入ったりとか色々とワケの分かんない生活してた時期だったりなんかするんだけど、後追いでソード・オブ・ソダンや魔物ハンター妖子に手を出してみたり。なんせメガドラ、質が良くて安い中古がゴロゴロしてるし、新品にしたって定価っていうモノがあってなきが如しだったもんなぁ。
　判る人にしか分かんない感覚なんだけど、クソゲーってハマると妙に燃えるのね。こんなゲーム他に誰もやらない＝自分は選ばれたプレイヤーなんだっていう（ちょっと情けない）選民意識もあるのかな？　まぁ、要はマニア心なんて他愛もない（加えて罪もない）もんなんだろうけど。ある意味背徳的っていうか、一般市民を無理して引き込むよりゃ、判る者同士でコソコソと楽しみたいっていうか。
＃↑不健康だなぁ〜。でも、コレって私自身の本音にかなり近いような気がする(^-^;)。

ボトムページへ戻る